たまの

ぼくは真面目だった。

小学校は野球がやりたかったが

父はバスケットボールを勧めた

金を出す人が正しいのでぼくは従った

中学生。ぼくは真面目だった。

でも不真面目でぼくをいじめた生徒は

とある授業で最高の評価を受けた。

ぼくは下から二番目の評価だった。

下手なりにやったが、ダメらしい。

いじめられて悲しくても学校に行った。

泣きながら自転車を漕いで行き

泣きながら自転車を漕いで帰ってきた。

そんな自分に父はなぜ立ち向かわないかを

聞いてきた。無理なのだ、と理解しない。

ついに辛くなって自殺したいとも思ったが

勇気がないのでいつか報われると信じて

いつもベッドで泣くことが多かった。

いじめられてしょげてる上に受験まで

失敗したので、生きたくなくなった。

高校になり心の底から大切な友人が

できた。とても嬉しかった。

自分の価値を認めてくれる。

そんな人は探してみれば見つかる。

ここまで聞いて、ぼくは運がいいと思う。

それと同時に僕なりに頑張ってると思う。

もっと優しくなりたいし

もっと上手く生きていきたい。

だけれども。やっぱり頑張ってる。

誰かに褒められたくて色々やってきたけど

もうそろそろ自分の価値を認めていきたい。

僕は並だし、一般人だ。

ラッパーじゃない。教師でもない。

起業家でもない。アイドルじゃない。

でもやっぱり、頑張っている。

褒めてあげよう。合わない時もある。

でも好きな人のためにはすごく頑張ろう。

できるよね、いつも通りさ。